ゲームレビュー

バイオハザードリベレーションズ レビュー 海外サスペンスドラマ風でサクサク遊びやすい作品

ちゃんぬだるく

Twitchにてゲーム配信をしています。同じゲームをずっとやるよりか、いろんなゲームを一通りクリアしていくのが好きです。

個人的評価
クリア時間6時間
プレイ時間9時間
発売日2012年1月26日
対応機種Switch
PS4
Xbox ONE
Steam
Wii U
PS3
Xbox 360
プレイ機種Steam
開発元CAPCOM
発売元CAPCOM
個人的ジャンル1クールドラマを体感できるサバイバルホラー


ゲームの特徴

本作だが、バイオハザード4~5の間の出来事、創設期のBSAAを描いた作品。BSAAはバイオハザードでよく見かける組織だ。エピソードごとにしっかりと区切りがあり、エピソードの始まりの際は前回のお話の振り返りのムービーが必ず流れる。まさに海外のサスペンスドラマのように。

MAPの方はエピソードごとに独立したような作りになっており自由に行き来することはあまりできない。その分、バイオハザードでありがちな謎解きがよくわからず、広めのMAPで迷子になることはあまりなかった

操作の方だが、固定カメラのラジコン操作タイプのバイオではなく、カメラアングルもプレイヤー自信で操作できる。武器交換やサブの手榴弾、回復アイテムも簡単操作で体感的に使用できた。

ビジュアルやサウンドの方は、発売から年数がたっているためReシリーズと比べてしまうと粗く見えてしまうかもしれない。そのため、サバイバルホラー作品ではあるが、あまりホラー要素を感じなかった。

しかし、物語の方はサスペンスドラマさながらに、二転三転と展開が変わっていき、前回の振り返りムービーもあるためストーリーにのめり込みやすく、続きが気になり一気にプレイできた。エピソードごとにストーリー展開がしっかりとあるため、週に1エピソードをプレイするなど、1クールのドラマみたいに楽しむこともできそうだ。

また、ストーリー要素がないRAIDモードという次々現れる敵を倒しながらゴールを目指すゲームモードがある。このRAIDモードでは様々なキャラクターや武器を使用することが可能。武器のカスタムパーツにも様々な種類があり、本編やRAIDモードで獲得できるポイントで購入が可能。やり込み要素でもあるが、1ステージ10~20分でクリアできるため気軽にバイオハザードのアクションを楽しめる。オンラインでの協力プレイも可能

バイオハザードでお馴染みのジルやマッチョタイプのクリスも登場するため、プレイをしていなくてもバイオハザードをやったことがある方にとってはゲーム映像を見るだけでもある程度の面白さはあると思う。ゲーム配信や動画編集でも活躍の期待ができる

RAIDモードでは2人での協力プレイも可能なためエンタメ性でのポテンシャルも十分にあると言える

ホラー要素は少ないと感じたが、操作についてストレスもなく、難易度も丁度よく、物資を拾ってゾンビを倒し核心に迫っていくバイオハザードならではのゲームをサクッと楽しめるゲーム。

おすすめポイントこんな人は苦手かも。。
  • サスペンスドラマ風でわかりやすいストーリー展開
  • 謎解きで迷子になりにくい
  • 難易度は並、サクサク進めるサバイバルホラー
  • RAIDモードのやり込み
  • 本格的なホラーゲームをしたい
  • バイオハザードシリーズの本編以外興味がない



ゲームの宣伝URL等

海外サスペンスドラマ風なストーリー展開

本作だが、いつものバイオハザードシリーズには見られない、定期的にストーリーの振り返りがある。エピソードで明確に物語に区切りがあり、エピソード開始時に前回のバイオハザードリベレーションズのアナウンスと共にムービーが流れるのである。

このムービーが非常によく要点をまとめていて、日が空いてしまってからプレイしたとしてもしっかりとストーリーに没頭できると思う。

私自身、ゲームのストーリーや登場人物の名前など、記憶力が悪いのか忘れがちであり、ゲームの後半で主人公の目的を忘れてしまう事もある。その点、本作は要所要所で物語の振り返りをわかりやすくまとめ、ムービーで見れるので内容を今でもしっかりと覚えている。

ちゃんぬ
エピソード開始時に前回何があったのかムービーが入る。要点がまとめられていてめちゃくちゃわかりやすかった。

ただ、ゲームを一通りプレイし、エンディングを迎えた際は、1クールのドラマを見終わったな、といった感想。

バイオハザードナンバリングタイトルをクリアした時の映画を1本見終わった感は少ないと感じた。

その分、区切りがしっかりしていたり、1エピソードをクリアするために費やす時間も30分もあれば十分だったので、1回のゲームに費やせる時間が少ない方にはもってこいの作品であることは間違いない。ストーリー展開もエピソードごとにしっかり印象に残る出来事が起き、新事実や裏切りなどサスペンスドラマによくある面白要素が詰まっている。

さらに、エピソードごとに操作するキャラクターが変わったり、数年前や一方そのころ、のような現在起きていることとは別のストーリーもプレイする。

そういった意味で、短時間でドラマ要素やバイオアクションを楽しめる非常にタイムパフォーマンスのいい作品だと言えるだろう。

ちゃんぬ
僕の場合、次の展開が気になりすぎて一気にプレイしてしまった。。まさに海外サスペンスドラマを一気見してしまった感じ

ホラー要素は少なめ サクサク遊べるサバイバルホラー

本作では、謎解きで迷子になることが珍しくほぼなかった。一番の要因はエピソードによって移動が可能なMAPがかなり限られていたためだと思う。ゲームで詰まってしまった場面は敵との戦闘でのゲームオーバーだけである。

また、2Pでのプレイが可能な作品であるためなのか、いつも仲間が1人同行している。間違った方向へ行こうとすると今はそっちに行くべきではないと指摘をしてくれる。そのため、逆に迷子になるのが難しいくらいサクサク進むことができた。

ちゃんぬ
いつも戦闘に加わってくれる仲間だが、さらにエスコートまでしてくれるおじさま

敵との戦闘については、方向ボタンで武器の切り替えができたり、銃を構えた状態で特定のボタンを押すと手榴弾などのサブ武器を使用できる。この操作はすぐに慣れて体感的に戦闘を行うことができた。

他のバイオハザードでないと思われる要素だが、「ジェネシス」という機材を使い様々な物をスキャンすることができる

ゾンビをスキャンするとポイントが加算されていき、100%になると回復アイテムが手に入ったり、MAP上でスキャン画面にすると時々丸いアイコンが現れ、スキャンしてみるとアイテムを発見したりと、サバイバルホラーにマッチした要素である。

初めは、小難しく感じたが、何度か使用してみるとすぐに慣れて気になったところは即座にスキャンする癖がついた。

時たま「ジェネシス」を使用すると目には見えない手形がついている部分がある。これは、エピソード各所で確認することはできたがすべては見つけられなかった。これが、宝探しのようで楽しく、サバイバルホラーしながらも新しいMAPへ行った際に部屋を隅々「ジェネシス」で確認するという作業があった。秘密の手形を見つけた数に応じて武器を入手可能

ゾンビをスキャンするとポイントがたまる。倒したゾンビもスキャンできる。

ちゃんぬ
秘密の手形を発見!宝探しみたいで見つけたときは達成感があった

ホラー要素の方だが、少なく感じた。その原因はおそらく全体的に画像が明るく、暗くて何があるかわからない場所がなかったからだと思う。

ゾンビについても人型もいるが、腕が変形していたり見た目が人ではなくモンスターなのであまり恐怖感を感じなかった。ホラー要素を求める方には物足りない部分かもしれない。

暗いと言えば暗いが、何があるかしっかりわかる暗さ

ちゃんぬ
ゾンビだがモンスターに近い。服を着ていないし棘が生えてて現実味は少なくあまり恐怖しなかった

RAIDモードが結構やり込める&サクッと遊べる

ゲーム本編とは別にRAIDモードというひたすら敵を倒しながらゴールを目指すゲームモードがある。本編クリア後にプレイしてみたがこれが非常に楽しかった。

ゲームの醍醐味の1つである銃撃戦を存分にプレイできるのに加え、クリアした際にはBPポイントというものが溜まり、様々な武器やカスタムパーツ等を購入可能

BPポイントだが、ステージクリアした際にノーダメージだったり、弾を1発も外さなかったりと、一定の条件を満たしているとボーナスポイントを得ることができる。これがあることにより、よりいいプレイができるように工夫やアクションに力が入る。

また、キャラクターを選択することができ、キャラによって得意な武器があったり近接戦が得意なキャラも居る。武器の選択やカスタムパーツも含めると多様な戦い方ができるため本編クリア後もまだまだ遊べると思う。

このRAIDモードだが、探索や謎解きがないためサクサク遊べる。ゴールにたどり着くまでには基本的に10分程度しかかからないため、隙間時間に少し遊ぶといったプレイも可能

まだ使用できていない武器やキャラクター、それと試してみたいキャラと武器の組み合わせやカスタマイズもあるため、本編をクリア済みだがまだまだ遊びようがある

オンラインでの協力プレイも可能なため、ゲーム仲間とプレイしたり、ゲーム配信で協力者を求めたりと遊び方は色々ありそうだ

RAIDモードをプレイ中、2人でもプレイできる。オンラインでのプレイも可能

キャラが豊富で、それぞれに得意な武器があり特徴がある

武器のカスタマイズやキャラとの組み合わせを考えるのが楽しかった

ちゃんぬ
本編はクリアしたけどまだまだ使ったことのない武器やキャラがいるので隙間時間にちょこちょこ遊びたい!

感想まとめ

本作だが、バイオハザードシリーズの中でサイドストーリー的な存在だが、しっかりとバイオならではのサバイバルホラー要素を組み込み、なおかつサスペンスドラマを見ているかのように物語のテンポも良く、ストレスなくサクサク遊べたゲーム

エピソードでの区切りがしっかりしており、前回のエピソードの振り返りもムービーとして流れる。1エピソードも30分もあればクリアできるかと思うので1日でゲームに使える時間が少ない方へは強くおすすめできる

ホラー要素で見ると、バイオシリーズの他作品と比べると劣っているが、お馴染みのキャラであるジルやムキムキバージョンのクリスも登場するためバイオハザードファンであればプレイして欲しい作品

本編クリアまで6時間程度で短めに感じるかもしれないが、謎解きで迷子になったり悩む時間が少なく、それぞれのエピソードでしっかりとストーリーに展開があるため内容としては結構ぎゅっと詰まっている印象で時間単位の満足度は高かった

まだまだやり足りない場合はRAIDモードでのやり込みもあり、様々な武器やキャラが解放されていくため、本編クリア後も意外と飽きずにプレイを続けられた

また、RAIDモードは慣れてくると1プレイ10分程度しかかからず、バイオの面白みであるゾンビ集団との銃撃戦を存分に楽しめる

そういった意味で本作は隙間時間にサクサクプレイできるサバイバルホラーゲームだと言えるだろう

余談になると思うが、ゲーム配信で配信仲間とプレイしたり、視聴者さんから協力者を募集したりして遊ぶのも楽しそうだ。

様々なキャラを使用できることもあるが、バイオハザードでお馴染みのキャラクターで個性を出したプレイなどしたら盛り上がりそうだ

エンタメ性でのポテンシャルもあり、ゲーム配信者へもおすすめしたい作品

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