前作のデビルメイクライをクリアしたのでやってみたのですが、ファンからは黒歴史と呼ばれている本作
せっかくHDエディションに入っていますしナンバリング通りプレイしてみたかったので遊んでみました!
ちなみに、前作のデビルメイクライの感想はこちら
目次
どんな人におすすめ?
- ゲームをサクサク進めたい方
- デビルメイクライの進化の過程を見たい方
- アクションゲームに難しい操作を求めない方
本作ですが、2人の主人公でそれぞれのストーリーをプレイします。
主人公はダンテとルシア
前作と比べると操作性がかなり簡単になっている印象を受けました。
武器の切り替えが戦闘中にL2 R2ボタンで瞬時に行えたり、回避について前作ではジャンプで避けることが多かったのですが、今作は〇ボタン一つでサイドロールと呼ばれるローリング的な回避が可能です。前作でサイドロールをするとなると、R1で構えて左スティックを倒しつつ×といった複雑な操作が必要でした。
また、遠距離武器が前作より強力になったイメージで、逃げながら撃っているだけでも結構敵を倒すことが可能
ゲームオーバーになった際も、直前からコンティニューできますので、前作にあったロードからやり直すといったことがなくサクサクゲームを進められます。おそらくアクションゲーム苦手な人でもクリアできる
高難易度のアクションを求めている方には向かないゲームなのかな、、といった印象は受けますが、前作からの改善点は垣間見れて、次回作のDMC3へ引き継がれた要素もあります。そういった面ではデビルメイクライの進化の過程を見れる作品でもあります。
個人的に残念だった点も。。
- ボスが地味
- アクションが地味
- 2人の主人公だがMAPや敵の使いまわしが多い
プレイしいくと、なんだかもっさりしているというか、サクサク進みはするんですが飽きが生じてくる面はありました。
ボスがしゃべったりする演出がなかったり、ボス戦に関しても銃を撃つ場面が多く、剣をつかった緊迫した近接戦はあったにはありましたが、ちょっと単調だったような気がします。
主人公の一人であるルシアでクリア後にダンテのストーリーを進めていましたが、MAPの使いまわしや敵の使いまわしが多くそれぞれの主人公に対してのストーリーに興味を持てずに辞めてしまいました。なんかダンテも大人になって落ち着いていて口数が減っていた感じがする。。
特に個人的にはMAPが妙に広いというか、移動距離や時間が前作より長い気がして。。そういった面でも飽きが来たのかもしれません。
どんなゲーム?
前作での決着をつけてから数年後の話で、前作と同様に悪魔と戦っていくアクションゲームです。
基本的な進み方は前作と同様で、キャプチャー形式となっていて区切りがあり、ミッションクリア後にデビルハンターランクが評価されます。
スタイリッシュな3Dアクションゲームで、剣や銃を使い分けてコンボを決めて戦います。
昔ながらのバイオハザードのような固定カメラになっており、カメラをプレイヤーが自由に動かして視点を変えることはできませんが、前作と比べるとキャラクターが動いた方向にカメラが動いてくれますのでプレイしやすくはなったのかな?といったところ
前作と同様で、バイオハザードさながらの探索してストーリーを進めるといったパートもややあります。
ゲームの要素とか
ほぼ前作と同様になります。
前作のレビュー記事に内容があります。
ここからは前作から変わった点について説明してみようと思います!
主人公が2人いる
今作では主人公はダンテだけではなく、ルシアという女性キャラでのストーリーも最初からプレイできます。
物語の時系列はそれぞれの主人公が同じで、ストーリー上同じ場面で2人が揃う事があるので、それぞれの主人公でプレイすることにより、より一層物語が理解できるような感じです。
操作がとても簡単になった!
ボタン一つでサイドロール(回避)ができるようになりました!デビルメイクライ初心者にとっては嬉しい仕様かもしれません。
前作ではR1で構えて左スティックを倒しつつ×ボタンでサイドロールができたのですが、倒す方向によってはジャンプしたりしてしまって、狙った瞬間に回避行動をするのが難しかったのです。
今作では、1ボタンで手軽にサイドロールができるので回避性能が飛躍的に向上しております。
〇ボタン連打してる間はスタイリッシュランク下がらないので、ずっとサイドロールをしていると最強
また、武器の変更が非常にスムーズになっており、戦闘中に瞬時に武器チェンジが可能になりました。
この使用は次回作以降にも受け継がれており戦闘中の駆け引きや戦略に幅が増えた要素で非常によかった点だと思います。
魔人化の性能がアップした
デビルメイクライでお馴染みの魔人化ですが、前作とは違う点で言うと専用のアイテムを装着することで魔人化で得られる恩恵や属性を変更することができるようになりました。
戦闘を行っていく中で有利な組み合わせを選んだり、戦略の面では幅が増えた印象
また、体力が少ない時に魔人化すると、通常の魔人化より強力な真魔人化が発動します。
これが非常に強力なものとなっており、ボスが一瞬で泡のように消えていきました。。
遠距離武器が強力になった
今作では遠距離武器がなんだか強くなった印象を受けました。
雑魚敵も銃を放っていれば倒せることが多く、一部のボス戦に至っては逃げながら銃を撃ち続ける場面が多かったです。
魔人化して銃を放った際は、前作と比べると非常に強力で、雑魚敵を銃だけで一掃してしまう場面もありました。
ミニゲーム 「ブラッディパレス」が登場
ひたすら悪魔と戦えるミニゲームをプレイできるようになりました。
探索や謎解き要素がなく純粋にアクションを楽しめるものとなっており、こちらも次回作以降に受け継がれている要素になっています。
感想 まとめ
今作は前作と比べると、難易度が非常に下がった印象を持ちました。
前作をプレイ済みで、高難易度のアクションゲームを求めている方には肩透かしを食らってしまうような作品かと思われます。
特に、回避行動が1ボタンで行えてしまう点と遠距離武器が強力になってしまったところは個人的には残念でした。もっと細かいアクションをしたかった
また、真魔人化が強力すぎてピンチの時にボスを一瞬で倒してしまうことが可能になっておりましたので手に汗を握る場面はあまりなかったです。
その分、コンティニューもボス戦手前でできますし、さくさくとクリアできますが、、
ストーリーの方も、ダンテ非常に落ち着いた大人になっていて、あまり表情に変化がなかったりボス戦についてもセリフがないことが多く、突如ボス戦が始まり終わるといった形でメリハリを感じられませんでした。
しかし、武器チェンジがスムーズになったり、ミニゲームのブラッディパレスができるようになったりと次回作以降に受け継がれている要素が現れた作品でもあり、デビルメイクライの成長を垣間見れる作品とも言えるかもしれません。
僕の場合、DMC1,2,3とセットになったデビルメイクライHDコレクションでプレイしており、ナンバリングタイトル通りに進めていますが、3がアクション、ストーリー共に完成された作品だと感じております。
そう思えるのはDMC2をプレイしたことにより、デビルメイクライの歴史を感じられたからかもしれません。
DMC3に関しては、武器チェンジがスムーズになったところは引き継ぎつつ、サイドロールに関してはDMC1と同じ仕様となっています。
ファンからは黒歴史と言われてしまっている本作ですが、デビルメイクライの歴史の一旦を担っている作品だと個人的には思っておりますので、そういった意味では、、プレイする機会があれば是非遊んでみてほしいです。
デビルメイクライの成長過程を感じつつ思いをはせてみてはいかかでしょうか